6.18.2013
Beau Brummell(ボーブランメル)
メンズファッションは、一人の男の超個人的嗜好から築き上げられたのです。
彼は何をしたか。
簡単に言えば装飾などで足し算ばかりのファッション界に引き算を持ち込んだ方です。
この画像を見てどんな印象を抱きますか?
外でこのような格好をもしあなたがしていれば?歪(いびつ)ですね。
このファッションを歪だという内面的な考え方。
それこそが彼が作りあげた新しい概念であったのです。
そして、我々のファッション感には、未だその考え方が生き続けているのです。
上記のような階級の違いを装飾や優美さに求めていた18世紀のファッションに対して『街を歩いていて、人からあまりじろじろと見られているときは、君の服装は凝りすぎているのだ』という言葉を残しています。
彼の特徴としては、身だしなみに2時間もかけていたそうです。
靴の裏まで磨き上げ、そして気に入るまでネックチーフを巻き直し続けたそうです。
作法や礼儀などの内面的な所に重きを置き、哲学的側面を洋服に初めに与えた方です。
「ブランメルの人気の秘密は、素っ気ない口調、冷静で人を見下げたような態度と大胆な毒舌にあると考えられる。その容赦ない毒舌で彼は最大の保護者を失い、沈着なポーカーフェイスぶり。全くの都会人で、服装が乱れるという理由でスポーツは軽蔑していたといわれている。(wikipediaより抜粋)」
当時は、その人間性も多くの人々の心を打ったようです。
男性がまず見習うべき方であり、その考え方や作法を熟知した上で現代の洋服に対してもアプローチしていく事は必ず必要な事ではないかと自身感じていて、最初に取り上げるなら氏であろうと思い、綴りました。
ちなみに、「ボー」とはお洒落やカッコいいという意味です。
つまりいつも「お洒落だぜブランメル!」と言われていた訳で。
自分もそうなりたいと心から感じます。
しかし、彼はこのような言葉も残しています。
「人からお洒落と思われているうちは、まだまだお洒落ではない」
照れ隠しなのか、はたまた真意なのか。
それは、今はもはやわかりません。
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