“狂乱の20年代” Jazz Suits編
時代は大量生産や効率化、技術の進歩を通したり、第一次世界大戦を経て、逃げる時にフロックコートがあまりにも機能的では無さすぎたため、洋服の簡素化が進む。
そして、サックスーツ(イギリスではラウンジスーツと呼ばれる)というボックスシルエットのスーツをスリーピースで着用するというスタイルが主流になる。
(ちなみにサックスーツはこれ以前では部屋着だった。要するにパジャマ的な扱いに近い)
このスーツに対するカウンターカルチャーとして生まれたジャズスーツは、非常に立体的で、サックスーツのそれとは全く違う。モッズが着用したスーツに似た様相を醸し出している。
現代でも着るのを躊躇してしまう程、派手なカッティングで非常にイギリス的なスーツである。
当時の黒人のジャズマンはこのようなスーツを着用し、自己をアピールし、社会に反抗し、存在を強めて行った。
そして、それは当時イギリスのオックスフォード大学で流行したオックスフォードバッグズの空気もどこと無く含んでいたりと色々なカルチャーや思想が交わって様々な点が線となる複雑さを感じる時代であるため、この時代は非常に面白いと感じる。
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